ツリー・オブ・ライフ

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宇宙創世、人類誕生から始まって
家族→個人→生→性→死→喪失等々・・てんこ盛り過ぎる~。
おかずが多過ぎてフタが閉まらない幕の内弁当。
またはメッセージを羅列し過ぎて
起承転結が機能していないベストアルバム二枚組、
のよ うな映画とでもいうべきか。
60年代70年代にはこんな映画がゴロゴロあったが
まさかシネコンでこんな作品が見れるとは・・・

タイトルが生命の木?
ツリーオブライフ
枝葉末節あるいは葉っぱレベルで素晴らしいメッセージが夥しい
程、盛り込まれてるのに、根幹が、がらんどうの生命の木。

ブラピ親子、ペン氏のエピソードですら葉っぱの一枚
に過ぎない。
それぞれの葉っぱは根幹になり得る重要なメッセージ
だけに、どうして割り切って取捨選択しない?と普通
は考えてしまうが、さすがはミスター•マリック。

伝わろうが伝わらまいが言いたい事は全部言う。
撮りたいモノは全部撮る。
俺はミスター・マリック。
相変わらず、女性の魅せ方→アングル、ライティング、衣裳は素晴らしい!

トリックもマジックも使わないで
「ヨブ記」の朗読•ブラッドピット篇&ショーンペン篇
を延々とやるのがいいのでは?

もひとつ言うと
冒頭の(というか、本作の主題(枝葉末節的ではあるけれど))
神の恩寵によって生きる人→正
世俗的に生きる人→誤
自然は素晴らしい→○
人間→×
こんなパラダイムで語りを進めるマリックさんこそが恐竜の化石のようだ。
この正誤○×では割り切れない業のようなものを全部鯨飲して
一気に吐きだすような作品が現出している昨今、
ミスターマリックの時計はマジックアワーのまま、ストップしているの?
と思わざるを得ない。



 
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