ザ・マジックアワー

カテゴリー

何が起こってもおかしくない不思議な港町、守加護。

「ゴッドファーザー」「スティング」「カサブランカ」など、数々の作品へのオマージュ。

ベラ・ルゴシ?ルカ・ブラジ?バーグマンら俳優女優への暖かい視線。

ビリー・ワイルダーや市川監督らへのリスペクト。

実は今回の映画を最後に、もう映画は撮らないと決めていたらしい三谷監督。
映画好きの映画好きによる映画好きのための映画。

最初から最後まで楽しめま・・・・楽しめる人は楽しめます。
各役者さんが今までとは違う芝居をしているのも楽しめます。

天塩商会の前でオレンジが転がる・・・
僕も大好きな映画のワンシーンであり
天塩→テシオ 名優ですね。



 

闇の子供たち

カテゴリー

この映画に参画されたキャスト、スタッフ
のみなさんの志の高さに
敬意を表します。

闇に隠された真実の物語
ただただ驚きました・・

具体化する事の難しさ
描写のサジ加減の困難さ
十人十色の解釈の仕方
・・・等々

何よりもこの映画化で
様々な影響を考えると
本当に完成させたスタッフやキャスト
の皆さんは・・・スゴイ!

この映画がスゴイ!
・・というしかありません!

夏休みロードショーだそうです。

ただこれだけが書きたくて・・・



 

隠し砦の三悪人

カテゴリー

上原美佐→長沢まさみ
三船敏郎→阿部寛
黒澤監督→樋口監督

色んな所で比較されたり
あえて比較されなかったりしているだろう。

そんな中で見たかったのが3箇所

①三船が敵を追い掛けて全速で走る馬から
大上段の構え!この迫力、スピード感、ノースタントで
撮影したシーンはどうなっているんだろう?

②火祭りの圧倒的な迫力→雪姫の心の揺れ

③ローマの休日、スターウォーズのような、
あるいは遠山の金さん、水戸黄門?
のようなラスト。

この3点が見たかった。

期待は裏切られた・・・が

マツジュンをはじめとする民衆に
息を吹き入れたのは黒澤作品と違うところ・・
(火祭りだけで民衆を語る黒澤の凄さは言及するまでも無い)

火祭りもセリフ過多ではある・・・が
ラストも姫や武士、城で終わるのではなく
農民、どこにでもある砂浜で終わる。

この樋口作品の黒澤作品へのチャレンジは
僕達が黒澤映画に求めていた感覚、
あるいは黒澤映画で教えられた
野良犬、地獄、7人、ひげ
そして 生きる という事・・・
そんなオマージュを感じた。

どですかでん
どですかでん どですかでん


 

ゼア・ウイル・ビー・ブラッド

カテゴリー

「ブギーナイツ」は楽しめた、「マグノリア」は楽しめなかった。
「パンチドランクラブ」は未見。

そして今回、ダニエル・デイ・ルイスでグイグイ引っ張ろうと
するのは良いのだが、脇の設定や処理、どうして?と不思議に
思うことがありすぎて物語に入っていけない。「マグノリア」同様だった。

映画の見方でいつも思う事のひとつは、ここを、こうすれば良いとか、
あそこを、ああすれば面白いとか不毛なことを無邪気に言いたくはない・・という事。
だからこそ、こうする意味、ああする理由を考えてしまう、
その方が建設的だと思うし勉強になる。

そんな見方をしていたら、
気になって気になってしょうがなかったのが・・・・・・・
ポール&イーライを同一人物にした理由、義弟の処理
息子との関係。どうちて?どうちて?

物語の中枢に関する、言わばダニエルの人間性を
更に増幅させるはずの宗教家、謎の弟、愛しい息子。
それが半端で機能していないから半減してしまってんじゃん・・・残念。

鬼気迫るプレインヴューをデイ・ルイスが狂った優しさ&知的な卑劣さ
で演じきろうとしているだけに非情に・・・残念。

ラストでアルトマンに捧ぐとあるが、
これではアルトマンも、NGって言うだろう。
アルトマンは「マグノリア」を見て「今宵・・・」の現場に
ベタで呼んでいたのではない。
こいつなら10年後には
自分をしのぐ作品を撮るかも知れない・・・
そんな可能性が無くはない・・・
と思ってただけだ・・・
たぶんそうだ・・・
だから次も期待はしてしまう・・・
ポール・トーマス・アンダーソン・・・
P.T.A.・・・これか?原因は・・・?

一箇所、意外な場内爆笑のシーンがあった。
試写室ではなく、劇場で観客として
見ないといけない・・と痛感。



 

スカイ・クロラ

カテゴリー

押井監督がここまで、前向きなメッセージを
発信しているとは驚きでした。

戦闘シーンもカッコいい、スピード感がある、
以上にアグレッシブさが全面に出ている。
作品全体を覆っている、この前向き感はどうしたんだ~~!!
というのが率直な感想です。

ラストは涙が出そうになりました。

180度変わった・と・思うのは僕だけでしょうか?

亀の運ちゃんが補足しときまっけどな、
メッセージはちぃっとも変わってまへん、
あえて言うなら表現するのに今まで使ってなかった選択肢を
使ってると言えばええのかなぁ。
う~ん、なんちゅうか、観客を置いてけぼりにしてないのが
大きく変わったところでおまんな~。
8月2日公開だそうでっせ。



 

未知との遭遇

カテゴリー

iPS細胞 (induced pluripotent stem cells、人工多能性幹細胞)とは、
体細胞へ数種類の遺伝子を導入することにより、
ES細胞(胚性幹細胞)に似た分化万能性を持たせた細胞のこと。
俗称スーパーES細胞!?
京都大学の山中伸弥教授らのグループによって世界で初めて作出された。

前に書きましたES細胞は杯盤胞を壊す(命の源を壊すことは殺人じゃないの?・
・・)
等々倫理的な問題が解決できることから
世界中の注目が集まっているようです。

自分自身の細胞(皮膚、髪の毛?唾液?等々)から
腎臓や肝臓等の臓器や器官を育てよう!
科学と学習の付録セットのようになる日も近い?

これはもはや第4種接近遭遇か・・・
そんな言葉こそ未知との遭遇?死語?