スキヤキ・ウエスタン ジャンゴ

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「D.O.A.」や黒社会シリーズ、「カタクリ家の幸福」のような
やってるやってる感を期待しましたが・・・

ともすれば、やってるやってるぅが10倍くらいやりすぎる三池監督。

「牛頭」や内田春菊が母乳を飛ばす作品はちょっとヒイテしまいますが
ベネチアや日本の公開館数を考えれば妥当なとこでしょうか・・・

英語のセリフで霞んでしまった平家の方、
今までに見た事の無い良い芝居だった源氏の方・・・
を考えると全編日本語で英語字幕であれば、
俳優さんのやってるやってる感が
ずいぶん変わっていたような気もします。

2作品で三池監督とご一緒しましたが、まぁ凄い人です。
JR新宿駅での撮影のときの話ですが・・・・・・
ここでは書けないので興味のある方はメール等で教えます。
テクニカルな話なのでつまんないかも・・・・。
僕は目うろこ目うろこでした。

世間で言われてる「続・荒野の用心棒」へのオマージュというよりも
その続編「皆殺しのジャンゴ 復讐の機関銃(ガトリングガン)」
原題「VIVA DJANGO」への方が強いのかな?
とにかく 皆殺し=VIVAですから・・・・(汗)
ジャンゴジャンゴジャンゴジャンゴ・・・・・・・



 

サイボーグでも大丈夫

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傑作だ~!久しぶりだぞ~こんな映画!
こんな風な映画はいっぱいあるがこれは面白い!
奇を衒って失敗している奇妙な映画はたくさんあるがこれは笑える!
解釈の方法はいくらでもあるが深い意味なんてありゃしない、
一応哲学的なことも言っとくけど、感じろ感じろ感じろ~~・・って
頭を連打された感じ。

こんな芸当が出来る人は相当な人生解脱人なんだろう・・
「カッコーの巣の上で」でもない「まぼろしの市街戦」でもない
ウォーターズでもない、ホドロフスキでもない・・・ブニュエル?
清順?グリーナウェイ?
我輩はパク・チャヌクである。

Rein(ピ)目当ての女性客が多かったようですが、これはビックリしますよね。
「親切なクムジャさん」を銀座で見た後のエレベーターでイ・ヨンエの予想外の
役柄におばさん2人が話してました。
「全然、親切な映画じゃなかったわね・・・」

とにかくこちらの予想をはるか超えた料理方法、そのはるか越えたラインを
首尾一貫徹底する・・・難易度ウルトラCの演出方法・・・

復讐3部作の次はLOVEシリーズ?とか言われてますが
シンパシー4部作の方が適切かも・・・

劇中のシンパシーによるミラクルシーンがありますが
こんな奇妙な展開の中でもきっちり、心の琴線には
荒々しく触れておく・・・というかワシヅカミしておく・・・敬服です。
愛は地球を救う。

ラストカット、映画館前方で見ることをオススメします。

存在理由は・・・・




 

ブラック・サンデー

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1977年アメリカ
ジョン・フランケンハイマー監督

アラブのテロ組織が飛行船に大量の爆弾を積んで
マイマミのスーパーボールのスタジアムで
爆発させる・・・迎え撃つはロバート・ショウ扮する
モサドの大佐・・これぞスペクタクル映画!

クライマックスの飛行船のシーンのカット割りは
人間技じゃない~~~!
ドンダケ~~~~!!!???

毎作品凄すぎるフランケンハイマー
ピッツバーグ・スティーラーズも本物の選手が出演しかも実名。
マイアミ・ドルフィンズも実名。

テロ組織までも・・・実名!
が日本での公開中止の原因に!
何かと話題の傑作は
飛行船つながりで書きたかっただけなのですが

ツェッペリンが一日だけの再結成ライブを
するらしい!!!!
今度はホント?

ボンゾの息子と、あとはメンバーでやるらしい!!

ジミー・ペイジとロバート・プラントは生で見たけど
ボンゾも見たかった・・・・

日本公演の時の実話

欲しかった日本刀を購入して
滞在中のホテルの横の部屋のジミーを驚かしてやろうと
ドンドンガンガンドンガンガンと壁を壊して
乱入!!!したはいいが
「sorry・・・ジミーの部屋は反対側だった」
と素直に日本人に謝ったおちゃめなボンゾ。

見たいな~あああ~~~~あ!



 

エヴァンゲリヲン 新劇場版:序

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映画を見に行った・・というより観客を見に行った・・
数年前のEVA世代が見に来ているのか・・・
新世代なのか・・・を見たかった。
区画整理が予定されている新宿ミラノ座。
外は長蛇の列、中はオペラハウスのような広い観客席が
満員・・こんな光景もこれが最後か・・・

内容は登場人物のそれぞれの心情が観客の心情と
「シンクロ」できるようにキッチリ描けている分
際立ったテクニックのCGや色彩etcが鬼に金棒になっている。
すばらしい!

この手の映画で多いのはカッコ良さを追及しすぎて、テクニックに走って、
登場人物の心情なんてそっちのけの作品が意外と多い。
そのテクがカッコ良ければカッコ良いほどカッコ悪い。
でもなぜか評価が高い(笑)

そんな玉石混交の中、圧倒的なレベルの違いを見せるセンスに脱帽。
人類補完計画、魂のルフラン、使徒、セカンドインパクト、暴走、シンクロ・・・
こんな言葉に反応してしまうのは、サードチルドレン(団塊の世代がファースト?
シラケ世代がセカンド?僕ら新人類世代はサード?)というかサードオッサン世代
だから?

長くなりましたが、本日、我らが虎が首位に立ちました!

阪神よ神話になれ



 

包帯クラブ

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傷ついたモノに場所にヒトに=包帯を巻く=ということを
していく若者たち。
その若者たちに向かって主人公が言う・・・
「包帯なんか巻いたって何も変わらないよ」

一緒に巻き巻き運動していくうちに
主人公の心は変わる・・・というよりも
「包帯一本巻くだけで世界は変わる・・イヤ変えることができる」
ということを実感していく・・・

9月15日公開 包み幸彦監督 見事な包みっぷり!

ゼヒ中高生に見て欲しい作品。
ヒットして欲しいな・・・・
Take Action な映画です。
http://jp.youtube.com/watch?v=hqKJ8tI_5JM



 

デス・プルーフ

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B級B級とちまたで言われる事でしょうが、
A級映画が、面白い事より派手な事、
楽しいアクションよりも楽しくない壮大なCG・・・
「A級とB級の差って、どんだけ~~?」
とタランティーノに胸ぐらを掴まれたような感覚。

フィルムに傷、コマ切れ、2重写し、音延び、変色等
カート・ラッセルは腰抜けスネーク・プリスケン(笑)
ダッジにマスタングマッハ1、音楽はスミスに「クルージング」等々
アクセは「コンボイ」、着メロにバーナード・ハーマン(「市民ケーン」やヒッチコックのほとんどの作品、
「タクシードライバー」まだまだある!)の曲(「キルビル」のダリル・ハンナ扮する殺人看護士の恐ろしい口笛・・・
僕の携帯のメロもこれ・・)

得意のストーリー展開に関係ないセリフを延々と続ける・・
(ほとんどの映画のセリフはストーリーを展開させるセリフです。
、「レザボア・・」の影響で意味の無いセリフにチャレンジして玉砕している
映画の多い事多いこと・・。)どんだけ~!!

う~んかっことかかぎかっことかわけわかんね~

やっぱり、タランティーノはエポックだ(もはや死語か?!!!)
トイレに走る女の子、その手は股間に・・・
地面には・・・・・・
そんなアップを延々・・こんなの見たことないよ~~~~~
素晴らしいスーパーA級映画だ!!