ルート・アイリッシュ

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よ~い スタート!

『ヒューゴの不思議な発明』
でリュミエール兄弟、メリエスから始まる映画草創期の時代の映画への愛を

『アーティスト』
で無声映画からトーキーへ変わる映画黎明期の時代の映画への愛を

そして
『ルート・アイリッシュ』
映画成熟期の映画への愛をみた。

言うなれば上記三作品は、それぞれの時代に成熟期から
衰退期へ向かおうとする<映画>を
それぞれの分岐点で思い悩み苦しみ、衰退を突破した人達の映画である。

ルート・・だけは少し違う。
どこが違うのか?
いつもの汗くさい、酒くさいケン・ローチ作品に加えて今回は火薬くさくて
血なまぐさい、<におい>にいつもながら唸るのだが、
そこではなくて、これを見せてくれた人たちの映画への愛をみた・・という所が違う。

本作は2007年9月16日、バグダッドで、米国民間兵5名が路上で乱射し、
一般市民を17名殺害する事 件が起きた。
当時この事件はイラク国内だけでなく、米国内、日本でも話題になった。
それをいち早く
2008年企画→2009年製作→2010年に公開。
しかし日本では公開されなかった・・・・・

ようやく2012年の今になって日本でも公開された。
日本では見る事は不可能だと思っていたがこれを買い付け、配給、公開してくれた人たちの
映画への愛をみた。
ただただ感謝感謝です。
カット~!

ケン「ほら~、もうワケわからんわ!3本一緒に書くのやめて!」

マーティン「もう別々にやろ、別々に!ジョニーが来たなら伝えてよ!」

2時間後・・・

ジョニー「観客を取り逃がした日を忘れるな!」

そしてそれぞれの方法でバーリトゥードのルネッサンスの時代が始まった。



 
この記事へのコメント
コメントありがとうございました。
実際に制作された方から
コメント頂くとテンションあがりますね。

これからも素敵な作品を楽しみにしています。
Posted by lily at 2012年07月22日 18:21
lilyさんコメントありがとうございます!
Posted by ogawa-Pogawa-P at 2012年08月19日 19:46
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    コメント(2)