ブラック・スワン

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なぜ賛否両論なのか?

楽しめた人、楽しめなかった人のちがいは?

見る前の予想、あるいは見ながらの消化の仕方のちがいでは?

☆楽しめた人
サスペンスをベースとし主人公の少女が苦悩する様を驚愕のタッチで
描いた作品という、予想あるいは消化の仕方で見るなら・・・・

過激さや驚きの表現の連続が少女の気持ちとマッチしていて楽しめる。
何よりアロノフスキー監督の今までの作品の延長上で考えれば楽しめる!

★楽しめなかった人
ニューヨークのバレエ団に所属する主人公の少女が白鳥の湖
のプリマを演じ切るまでの葛藤を描いた作品という、
予想あるいは消化の仕方で見るなら・・・・

バレエのチープさプリマへの成長の過程があまりにも安易すぎる。
ビックリドッキリの連続で葛藤を描くなんて笑えてしまう・・・B級映画。

僕は途中二回程、あるシーンで声を出して笑ってしまったが
一か所、唸るシーンがあった、うまい!

テレビのニュースやyoutubeなどで
信じられない映像や事件が実際に起こっている昨今
この過剰なB級表現こそがリアルなのか?と何度も自問自答しながら観終わった。

自分自身が求める映画的表現なんて、名作映画と共に記憶の中にある幻想でしか
なく、今、求められているのは、ホラー映画のような驚愕のアクシデントを乗り越えていく主人公、
そんな姿がジャンル問わず求められているのだろうか?
と、またまた考えさせられる作品ではあった。




 
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