東京物語

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徹底して親子や家族を描き続けてきた小津安二郎監督。

娘を嫁に出す父、孤独に耐える母・・・
人間の孤独感、死生観の描き方は究極のSFだ。

一見、穏やかな家族、ほのぼのとした親子を淡々と撮っているようだが
役者の配置、芝居、ローアングル・・・実生活にはありそうであり得ない
状況・・・みんな同じ方向に座るなんて、あまり無いでしょ?

フレームの両端にはいつも襖や障子・・・
役者の出入りは必ずその襖や障子からフレームイン・アウト。
100%絶対に直接フレームイン、フレームアウトさせない・・・
そして小津自身のお墓に書かれているのは「無」という一文字。
この究極のニヒリストに傑作群の概念、コンセプト、死生観、宇宙観
を聞いてみたいものだ。
必ず何かビックリすることが聞けたと思う・・・SF
波平が実は双子であるように・・・・



 
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