家族を想うとき

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ケン・ローチがまた怒り出した。
ずっと怒っていたケン・ローチ、
ここ10年くらいは、
比較的穏やかな作品が続いていた。

前作も怒っていたが、
今回は往年の怒りが戻ってきた。

ケン・ローチが怒る理由は、
2006年あたりの拙ログをどうぞご覧ください。

以下は2013年の『天使の分け前』の時の拙ログ。

マーガレット・サッチャーは、現代において、もっとも<分断>と<破壊>を引き起こした首相でした。

大規模な失業、工場群の閉鎖、破壊された地域社会などが、
彼女の残した遺産です。

彼女は闘士でしたが、その敵はイギリスの労働者階級でした。

彼女は、政治的に腐敗した労働党の指導者たちや、
多くの労働組合の幹部たちに助けられて勝利を得ました。

今日、私たちが置かれている悲惨な状態は、
彼女が始めた政策によるものです。

私たちは、どのように彼女を弔うべきなのでしょうか?
彼女の葬儀を民営化しましょう。

競争入札にかけて、最安値を提示した業者に落札させるのです。
きっと彼女も、それを望んでいたことでしょう。

ケン・ローチ監督のサッチャー元首相への言葉

いかにも労働党より更に左派の社会活動家、ケン・ローチらしいコメントである。

そんな活動家の作品に込めたメッセージ、
いつもながらのmy解釈はこちら。

この<分断>や<破壊>を取り戻す為に、ちょっとした配慮、気遣いをみんなで思い起こそうぜ!

それを天使の分け前→Angels' Shareというタイトルにするよ!
ストーリーは本物のウイスキーの熟成の成り立ちをベースに、
人として熟成したものを周りの仲間へシェアする。
主人公から息子、嫁さん、どうしようもない仲間へ、
そして主人公へは周りの大人が温かい気持ちをシェアするそんな素敵な作品。
こんな映画をシェアし続けてくれるケン・ローチに感謝!

長いので、続きは拙ログでどうぞ。

本作に戻る。

ひと減らして株価上がり、
国破れて山河あり。

親切で優しい母親にあんな事を言わせる事になってるシステムに、もっと怒りを。

ひとりひとりができることを。



 
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