グローリー 明日への行進

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ノーベル平和賞の受賞者にも関わらずキング牧師の映画は製作されることはなかった。
遺族が演説の一言一句のチェックのみならず、ストーリーにも色々と口出しをするらしい。
そして今作、とうとう遺族の了解を得ずの製作というので期待はしていた。
今さらキング牧師の偉人伝にしなかったのは好感を持てた。
タイトルも原題は「Selma」でストーリーの中心はセルマの行進だ。
となるとあの有名な行進で何が起こったのか!?
自然と興味が湧く。
数々のサンデーブラディサンデーの中でも有名な事件だ。
キング牧師の戦法は非暴力。
肉を切らせて骨まで断たせてそれを喧伝する。
右の頬を打たれたら、その消えない傷を血を、相手に向けろ、そして左の頬を差し出せと指導する。
マルコムXはそんなのは戦法とはいわないと痛烈に非難する。
そんな非暴力VS超暴力の繰り返しが続いた(2015年の現在でも続いている)。
しかし黒人達が回れ右をし、白人達が道を譲った。
あの瞬間に何が起きたのか⁈それが知りたかった。
論理的な見解が不可能なら、感情的な言葉でも、偏見でも良い。
偶然必然、神の思し召し、裏工作?、単なる人とただのヒトに戻ったのか?
それを観客の想像力に委ねるというなら、当事者たちのインタビュー集にして欲しい、勝手に判断するから。
セルマというタイトルにするなら監督や製作者の意思を見たかった。
せっかくこの作品を製作するという強い意志は感じられたのに、、。ただそれだけ。



 
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