シャーロック・ホームズ

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親愛なるワトソン君へ

無敵のヒーロー、憧れのヒーローが映画やテレビ番組の
主人公の定番だったが昨今のヒーロー像は変わりつつある。
時速500キロのバイクで疾走したりマッハ3で空を飛んだり・・・、
それ自体が無理な設定だったと言われればそれまでだが・・・。

日本の仮面ライダーから始まって、米国のスパイダーマン、バットマン、
そして我が国の誇るべき紳士007/ジェームズ・ボンドまで、
それぞれの日々の苦悩を含めて等身大のリアルな人間を描くことが、今やストーリーの
展開に欠かせない要素の一つになっている。
そして、とうとう僕もこんなキャラクターになってしまったよ・・・ワトソン君。

自宅に引きこもり、嫉妬深く、酒浸り・・・
原作の私はサー・アーサー・コナン・ドイルの私生活同様、そんな一面もあるが、
それを違和感無く、人間臭さも楽しく、酒とタバコと殴り合いなら、
俺にまかせろとばかり、ガイ・リッチー君がCGも巧みに使い、魅せてくれてるよ。
我が宿敵、モリアーティ教授(ブラッド・ピットらしい・・?)
も結局○○○にして不気味さを増幅している。
面白いエンタテインメント映画にはなっている。
しかし!
由緒あるヒーロー達のそれぞれの持ち味を1.0倍の人間像として描く、流行り?は
想像力の枯渇でもある。
心で見ている観客相手にではなく、眼だけで見ている観客相手に作っている・・気がするのは
私だけだろうか?
ワトソン君はそう思わないか?
地球を逆回転させたり、走る機関車を素手で止めたり・・
非現実的であっても伝統的なそのキャラに合った論理的な設定で物語を展開してほしいと
切に思っている昨今だよ。

とっつぁん より



 
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