スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム

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スパイダーバース(アニメ)のようになるのかな?
と予想していたら、、、。

スケールが大きくなり過ぎても、登場人物の気持ちはキチッと掬っていく。
大エンタメも撮れる、小作で微妙な感情も上手に描くのは『コップ・カー』の、ケビン・ベーコンと子供たちで証明ずみ。

サム・ライミ、マーク・ウェブ、ジョン・ワッツ、製作チームの狙いは明らか。

惚れてまうやろー!トム。
愛してまうやろー!映画。
買ってまうやろー!グッズ。

キレイ過ぎるやろー!マリサ・トメイ!

もっと書きたいですが、
この辺で。
ア・・・メイジング!




 

『アルプススタンドのはしの方』人生は送りバント

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厚木先生風に。

人生はゲーム、
人生は送りバント。

野球場という社会。

社会のはしの方。

はしの方にいても、
ひとりひとりが4番バッター、
個人個人が人生のキャプテン。

アルプススタンドが中心なら、
マウンドは、はしの方。

世の中全て、
中心も、
はしも、
考え方しだい。

あなたが主人公で、
映画のスーパーヒーローは、
あなたにとっては単なる脇役。


パーパーパー、パラパパッパパー・・・、
園田園田園田園田、
田園田園田園田園。

世界中の4番バッターよりも、
今日を生きているあなたはどんなにすばらしいだろう。

それでいいんだ。
そのままでいいんだよー。

厚木先生みたいに声がかれてきたのでこの辺で試合終了!




 

『ドント・ルック・アップ』ディカプリオ、ティモシー・シャラメ

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国民に無関心の政治家と、
(詳細は『バイス』の回をご覧ください。)
政治に低関心の国民が、
地球滅亡の危機でさえ無関心低関心でいられるのは、7日前まで?3?2?・・ヨーロレイホー!

人類を滅亡させるのには、
ウィルスもマーズ・アタックも不要。
無関心低関心が世界共通の問題、
とメトロン星人も似たような事を言ってたなー。

幸せは空の上・・も突き抜けて、
幸せは雲・・の底も抜けて、
上を向いて歩こう、
涙がこぼれないように。

ジョナ・ヒルの助演効力が健在。

『華氏451度』の映画ではなく、原作のラストのみを描いたような作品、歴史は繰り返す。




 

『モーリタニアン 黒塗りの記録』ジョディ・フォスターがプロデューサー

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あれ、と、あれを入れ替えて、

あそこ、と、あそこの順番を、

組み替えて、

起承転結を調整すれば、
【何故?】を命題に、
スリリングにストーリーを追いかける事ができたかもしれない。

それをしなかったのは、
ジョディ・フォスターの、
あるいは、
ナンシー・ホランダーの、
人権に対する姿勢、
国の理不尽なやり方に対する姿勢の事実の流れをリスペクトしたのかもしれない。

to find the man in me



 

『ラブ・ハード』ラブアクチュアリーがワースト映画?

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『ラブアクチュアリー』がワースト映画だって!
なかなかの滑り出し。
ナチュラルな芝居、セリフ回し。
ゲイシャ!
キャラオケ!
キウイ!
『ダイハード』はクリスマス映画だよ、、、。
ラブアクチュアリーはワースト?
イピカイエ!



 

『THE GUILTY /ギルティ』デンマーク版と米国版

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街のどこかがリアル火事で炎上中、
通報者のデータが視認可能、
通報場所もマッピングされている、
主人公の素性が、少しだけ、
わかりやすく?なっている、

オリジナル作品と少し違う話しの運び方。

観客自身の、
人生観、人間感を問われる、
オールラウンドエンターテイメント映画、アメリカ版。

観客自身の、
正義感倫理観が作品の内容の断片ピースに組み込まれる巧みな構成、デンマーク版。



 

ベン・アフレック『ザ・ウェイバック』

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泣ける!
ありがちなストーリーのようですが、構造が少し違います。

理由は、
ブランドン!
マーカス!
チャブス!
ケニー!
サム!
ボビー!

そして
マイケル、、、123ウイン!



 

PASSING -白い黒人-

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帽子を深くかぶって、
周囲を常に気にして、
おどおどしているアイリーン。
カットごとの登場人物の芝居は、目を見張るものがあります。

しかし、繋がったシーン、
シークェンスになると物足りない、、、やり過ぎないと言う方が適切でしょうか。

具体的には、

クレアが、
お腹の子の肌の色で、
怯えたくないとか、
を、
正面切って描かないで、
セリフに留め、

アイリーンが、
慈善活動ばかり、
優先しているとか、
というのも大上段からあえて描かない。

【怒り】【我慢】を日常に忍ばせる。

ダンスシーンで、
自分を偽る(Passing)なんて、誰でもやってる事。
と、
これまた日常に潜航させる。

人種間の問題風に見せておいて、
誰でも日常的に行っている差別、それも双方向のPassing、
、、、。

気持ち、感情、日常を大事にして、logicalな表現に走り過ぎない、
レベッカ・ホール、今後も期待。

もちろん俳優さんとしても。


※常に真剣白刃取りの対称的なスパイク・リーも好きですよー。



 

スラムダンクが好きなクロエ・ジャオ『エターナルズ』

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マーベルよりも、
DC、
DCの中でも、
ウォッチメンが好み。

理由は、
膨大な宇宙的ビジネスマーケットも気にしない。
MCU?なんて眼中に無い、ATGのような作りで突っ走るから。

我々は神だ。
モンスターエンジンだ、、、。
神々の遊びだ、と言い切ってしまうから。

そんな事を期待されたのか?
クロエ・ジャオ。

モノリスと、
神々と、
ノマドランドと、
エンターテイメントを、
どうシェイクするの?
やってみるのかATG⁈

ジェンマ・チャンは、
『ヒューマンズ』でも、
目覚めるアンドロイド役で、
記憶に新しいが、
目覚める神?セレスティアルズの象徴になる気配プンプン。

そんなATG的展開を、
今後も期待できるが、
このテイスト、継続できるか?
クロエ・ジャオ。

「TIME」も、こんなに、正々堂々と流してしまうなんて、
大丈夫か?
クロエ・ジャオ。

この神々の遊びを、
エンターテイメントで、
調律できれば、
アカデミー賞どころか、
ノーベル賞か。

継続へ、期待を込めて、、。

ちなみにクロエ・ジャオは、
『スラム・ダンク』が大好きだそうだ。



 

職人リドリー・スコット『最後の決闘裁判』

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時は元禄15年殿中でござる!の、
遥か300年程前の、
西暦1386年、建設中?修復中?ノートルダム 大聖堂も出てくる far far awayといっても地球でのお話し。

現代なら解釈が複雑になるので、
時代に合わせてシンプルに、

城内で暴行され、
世間に蹂躙され、
友人に裏切られ、
裁判で冒涜され、
そして、
旦那にも、
何度も何度も、
電気椅子に、
かけられるような状況を細かく描写。

貴族の名誉とか、
騎士の誇りとかじゃなくて、
【涙の理由】
に共感する、
気持ちを寄せる。

それをまとめて、
結果発表ーー!
といわんばかりの、
スーパー立ち回り。
大胆かつ緻密なリドリー節健在!

難しいはずの1対1の対決も、
5台のカメラを回しまくる。
(エンドロールにはBCDEカメクルーまでクレジットされていた。馬の撮影も実はめちゃくちゃ大変で、下り坂は走らない馬や全速で走らない馬、騎手で全く変わる。)

ベン・アフレック、
マット・デイモン、
アダム・ドライバーを、
入れ替えて見てみたい気もした。

アダムはなんせ騎士というより、ジェダイカイロ・レンの、イメージが強いので、
悪逆非道の吉良上野介のようにならないので、
見るのに、
解釈するのに、
複雑さが混じる理由のひとつ。
(解釈なんて本当は必要無くて、涙に気持ちを寄せるだけでいい。)


剣が真っ赤にならないよね?
と連想した人は多いはず。

May the Force be with you.

Forceは涙の理由を想像するチカラのヨーダ、、、でござる。
最後の決闘裁判



 

007/ノー・タイム・トゥ・ダイ

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月に行ってしまったボンドに、帰ってこいよー!
原点回帰、
ユア・アイズ・オンリー!

時代に合わせて、
トレンドに合わせて、
どこまで行くの?
か、
ダンディなラブシーンも捨てて、
肩で風切り、メンチ切り、わしゃーロンドンじゃけん!仁義なき戦いで、
リアルポンキッキならぬ、
リアル殺しの番号。

MはmotherのMといわんばかりの、なりふり構わぬ、
ダニエルボンドも、、、、。

羽ばたくユニオンジャックとまでは、言いませんが、
せめて、
ボンドのテーマをボンネットに浴びながらのアストンマーチンの爆走は決めて欲しかったですが、浴びていたのはもはや照明機材による残照だけで、スクリーンから目を背けたくなる程、このチームのライセンスは消したほうがいいと思いました。
いっそのこと金髪のロバート・ショーの、
夢でした、ロシアより愛をこめて、でもありかなと。


シリーズへのオマージュのみならず、様々な名作映画へのリスペクト。頚動脈にガン注射でグライダーはカーペンター?
車内カメラで外から発砲はカサヴェテス?
小さな作品へのオマージュ等は、わずかながら慰めの報酬にはなりました。

BOND is forever



 

ONODA 一万夜を越えて

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捜索隊は偽物だ!
のシークエンスの、
社会情勢分析や先進国の分布推理、を始めとして、
様々な映画的ユニークエピソードがいっぱい。
後半は涙涙。
本当にお疲れ様でした。

終戦後の、
現地での100回以上の戦闘や、
横井さんとの多くのエピソードは、
シリーズ作品にしてもいいぐらいでしょう。

わたくし、
恥ずかしながら、
のうのうと生きてます。



 

SAS:反逆のブラックスワン

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国の裏仕事、土地買収、SAS、組織による復讐、ハイジャック、内通者など、
プロット上では成立していても、生身の人間が演じるシナリオとしては成立しないパターン。

各キャラクターが、
サイコパスさんたちなので、
あらゆる案件が他人事だから、
観客まで各キャラクターに対して他人事になる。

他人事の黒鳥キャラが多い中、唯一の自分事白鳥キャラの役割を、主人公の彼女に1人で背負わせても荷が重い。

なにより、かりあげくんが、
何をどうやっても、めちゃくちゃ弱そう。
かりあげくんが女子ひいきなのも偶然なのかよくわからない。

エッフェル塔前での、
他人事から自分事、
黒鳥から白鳥も、効いてない。


 

シューマッハ

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海と一体化するシューマッハ、
マシンと同化、
コースとモナコとシンクロするミハエル、
今もそんな夢を見続けているのではないか、、、。
そんなオープニング。
カート→ベネトン→フェラーリ→どん底→優勝→引退→復活→メルセデス→今、、。
シナリオより劇的、映画より映画的、ヒーローよりスーパーヒーロー、、。

セナもシューマッハもまだ近くにいる気がする。



 

ベスト・オブ・エネミーズ~価値ある闘い~

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黒人活動家とKKK幹部との友情のお話し。
友情?ウソでしょ?あり得ない!

実話です。

♪悲しみで胸がいっぱいの時、
何かが気づきを与えてくれたんだ♪

作品のテーマの捉え方も時代によって変わってくる。

90年代以前は、
こんなにも凄惨な実話がありました。

2000年頃から、
凄惨な逆境を越えてがんばりました。

そして、、、。

敵対している集団の中で、敵対しながらも小さな絆、、、絆、絆。



 

ローズ島共和国~小さな島の大反乱~

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ペーソスが下地にあるから、
ユーモアが効くのか、
ユーモアを忘れないから、
悲哀感も滲み出るのか、
突飛でかっこいい服装や車、
これらはイタリア映画の伝統。
ルパン三世、宮崎駿作品他、
色んな所に継承されています。

本作は突飛な船、いや、島、違う、
国の話しです。
国?
国家です。
自由な独立国家の話しです。
かっこわらい。

自由とか権利とか、
日本人と下地が違います。

6人の個々の下地と葛藤を、
しっかり描いて、島の意味、国の意味、自由の意味、生きる意味、
と繋げていたら傑作になってたかもです。


 

スタントウーマン ハリウッドの知られざるヒーローたち

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映画の黎明期、映画会社の社長、プロデューサー、監督、スタントマンは女性の割合がめちゃ高かったというOPから始まる。

大声を出さずに、しなやかにカースタントの現場を仕切るmelissa stubbs がかっこええ。

数年前、昭和の大スターの代役をスタントマンの方にお願いした。
そのスター俳優のスタントマンへの心配り、
ケガは無いか見守り、おいしいカットを自分のモノにさせてもらってありがとうと、おひねりを綺麗な和紙に包んで渡していた。

知られざるヒーローは、
ハリウッドだけでなく、
日本でも大勢、カッコいい人たちが、
飛んで走って吊られて大スタント中!


 

モンスター:その瞳の奥に

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人物、背景、リズムよく進む。

恐怖で体が震える事が、生きてる実感。
In GOD We Trust
目から感情は感じられない。
黄金比率、、、。

言葉は色々と出てくるが、
黄金比率やリズムとマッチしていない。

羅生門をしたい、、、でもなく、

メッセージがない、伝えるものがない、
という映画クラブ?の話題にシンクロするでもなく、、、。


 

密航者

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究極の選択、これからの正義を語ろう。
だけで、見せ切るストーリー。

技術は素晴らしい。

物体Xやビーム、戦闘など、
に頼らない志しは良い。

宇宙を背負って、
舞台が宇宙船やコロニーだと展開の選択肢が限定されてしまう

敢闘賞!


 

ラブ&モンスターズ

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子供の頃から見慣れている怪獣ものや懐かしい特撮映画のようにみえないのは、
アイデアを、半音外したり、マイナーコードでみせたり等、おもしろいズラしをしてるからか新鮮にみえます。

それにしても、
モンスターズの設定やデザインが、
安易すぎませんか。

指を鳴らしたらあの日に戻れないかな、
指を鳴らしたらマスクをしない生活に戻れないかな、
指を鳴らしたら、、、。