佐藤二朗がすごい『さがす』

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【親切な原田さんに憐れみを】
結論から言うと傑作です。
各シークェンスのシナリオ上(と推察される)でのおもしろい事、各シーン、各カットに埋め込まれた豊富なアイデア。
実際に起きた数件の凄惨な事件の背後に通底する陰鬱だけど、目を逸らせないテーマを散りばめている。
と、
【さがす】スリリングなエンターテインとの両立はお見事です。

20年ほど前に、
『復讐者に憐れみを』を観た後に、ブログに書いた事を思いだしました。
パク・チャヌクの暗黒面のフォースしか、今後観れなくなるのでは?という心配(今となっては杞憂どころか、想定外の凄い事になってますが、、)
でした。

つまり、これだけ類稀な技術を
、エンタメ作品に使用すると、興行的にも話題的にも、凄い事になるでしょう。
そうなって欲しい反面、
こういうゴリゴリの業の作品も見続けたい、可能なのか?

そんな事を書いたことを思い出しました。

最後にこの街の出身者として感じる事は、
モラルハザード的に描かれたり、バイオハザード的にネタにされたりするのは、しかたがない事(小学生の頃は今よりめちゃくちゃカオスなリアルゴッサムシティでした。)ですが、めちゃラブリーな街でもあるという部分にもスポットを当てて欲しいとも思います。

佐藤二朗がすごい『さがす』



 
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