チェイサー

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冒頭の車 
角を曲がる→走る→曲がる→走る→曲がる→走る
ここの描写のテクニックだけでも凄い。
そしてタイトルへ
たった10分の魅せ方だけでも、もはやベテラン監督の域だ。

ストーリーテリング、演出、役者がどれも素晴らしい。
時折見せるコミカルな会話も
陰惨な話に妙に説得力を齎す。

パク・チャヌクの作品を初めて見た時のようだ。

ただし本作品のラストのシークエンスの不快感でエンドロールを最後まで
見る気がしなかった。とはいえ、そんな不快感も作品の絶対値は崩せないのだが
この不快感と絶対値どちらをとるか?
入り口の長蛇の列のお客さん1人ひとりに聞いてみたかった。
素直に良かった~と言えないモヤモヤの原因の一つ、不快感と絶対値。
でもやめた。
皆さん見る前だから・・・・・・・・・・・・・・・・カナヅチで殴られる。

世界中でとんでもない事件が実際に起こり、
物語の論法も日進月歩で飽きられてくる。
悲惨であればあるほど観客の興味は増すだろうという狙いも
わからないでもない。
だからこそ更なるウルトラC(死語?)が欲しかった。
絶対できたはずだ。この監督なら・・・
実話ベースといえども<映画は映画だ>とギドグ氏もジソブも
言ってるよ~。言ってない?

それにしても、また世界レベルの映画監督が韓国からでてきた。



 
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